こんにちは、とまとです。
今回は、不登校の親として限界を感じていて、どう対応すればいいか、仕事を辞めるか悩む親御さん向けに、不登校への対処法について解説していきます。
お子さんが不登校でどれだけ気持ちに寄り添ったり、学校に行けるようサポートしても
何も解決に繋がらないと、親としてもつらいですよね。
不登校の母親として頑張るのも限界…
不登校の子どものお世話から解放されたいな
不登校の子どもが悩んでいるように、親は親でこのように悩むこともあるでしょう。
さらに、子どもが不登校で悩んでいて近くで苦しんでいる状況をみると、
仕事を辞めて付きっきりでいた方がいいかなとも考えるかもしれません。
ですが、そうやってお子さんの距離を近づけて、仕事を辞めてしまうことは、
こどもにとってはかえってプレッシャーになって逆効果になる恐れがあります。
この記事では、
- 不登校の親が限界になる理由と対策
- 不登校の相談をする際に気を付けるべき点
- 子どもの心境を踏まえた親のストレス解消法
について解説していきます。
この内容は不登校から子どもが復帰するために親御さんが知っておくと、今度こそより良い改善に向けて動けるものです。
不登校の親として辛くて、限界を迎えている状態でも、対応について知っておくのと知らないのとでは、今後の動きに大きな差が出ますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
不登校の親が限界になる理由と対策
不登校の子どもをもつ親御さんが限界になる理由や、
他の保護者の方がどういった対応をしているのかなど、なかなか直接聞く機会はないですよね。
そこで、この章ではどういった理由で親がつらいと感じて、何をすることが必要になるのかを紹介しています。
今日から実践できるものばかりですので、見ていきましょう。
不登校の子どもは限界状態にあるから、親は見守りましょうと言われる、解決しようにも方法がわからず原因も不明瞭なままで心配…
このように不登校の親としてできる手立てを調べて、一生懸命に実践しても子どもに回復の兆しが見られないと、親である自分の力不足なのかとも不安になってきますよね。
限界になる理由
- とにかく早く登校をさせるねばという周りからのプレッシャー
- 世間体が気になる
- 夫婦間でも意見が食い違う
- 不登校のこどもの進学や将来が心配で眠れない
- 自信を無くしているこどもに何をしてあげて良いかわからない
- 自分ばかり時間や労力をかけて、子どもは全然変わらないとイライラしてしまう
- こどもに不安をぶつけてしまい自己嫌悪
ざっと見ただけでもこんなに要因があるわ…
子どもが不登校の状態で動けない状態でも親である母親は次々に決断と対応を迫られます。
何が正解かわからないまま、あの時こうしていればよかったと悩みながらずっと継続して頑張り続けなければいけないと、だんだん限界を感じてくるのも当然です。
努力せずに子どもを放置した結果でもなく、あれやこれやと改善の為の方法を模索して効果がでない場合なおさら、しんどく感じてしまいますよね。
「子どもの為に…」をやめる
不登校の子どもがいて、どうすればいいか調べると、このような記事が多くありませんか?
- 子どもの話を聞いてあげる
- 子どもの興味・関心のあることを一緒にしてみる
確かにそれ自体は間違いではないのですが、子どもの不登校を改善する為に、親の人生を捧げてはいけません。
親である自分自身は楽しんではいけないとセーブして、自分を犠牲にしながら過ごすと限界を迎えてしまいます。
子どもが苦しんでいるのに、のうのうと好きなことをして過ごすなんて…
このようにお子さんへの配慮ができることは素敵です。
他にはママ友や近所の人から、子どもが不登校なのに親が出歩いて好きなことをしているのは非難されそうなどの懸念もあるでしょう。
ですが、不登校に限らずですが、親子関係を健全に育むにあたって、親が無理をして子どもの為にしたいことを我慢している状態は、子どもにとっても辛いものになります。
どれだけ口で親が私のことは気にせずに過ごしてねと子どもに伝えたところで、
子どもは親が苦しんでいるのを表情やしぐさから察知すると、罪悪感が芽生えます。
自分のせいで親は楽しめないんだ…
例えば、母親が化粧や身だしなみを整えて買い物に出かけたり、友人と旅行に行ってもいいのです。
引きこもってしんどすぎて親がうつになる話もありますが、そうなる前に意識的に自分の時間をとって、「子どものために…せねば」という発想を手放しましょう。
夫婦間で意見を一致させる
不登校の問題を解決する際に関連してくるのは夫婦関係です。夫婦間で対立する意見がぶつかり合って、険悪な雰囲気になるということもあります。
母親としては子どもの意見を尊重して学校も休ませる考えなの
いや、父親としては学校に無理やりにでも行かした方がいいと思う
不登校の子どもからすると、学校に行かない間、家にいる時間も長い分、親同士で意見が食い違って雰囲気がわるいと、
学校に行かない選択をして、家にいてもますます疲れてしまうという事態が起こります。
家庭内で口論が続くなど、子どもが自分が原因で親に心配をかけて苦労させていると感じさせる状況を起こさない為にも、夫婦間で子どもへの対応に対する考えを擦り合わせることが大切です。
親同士で学校にすぐ行かせたい派と、まずは様子を見てゆっくりさせたい派で対立している場合、どちらも子どもの為を想っての考えです。
ですので、どうしてそう考えるのか原点に返って振り返り、対応の折衷案を練る等、工夫しましょう。
不登校育児経験者、不登校経験者の話を聞く
不登校の子どもの対応についてもう対応がわからないと煮詰まっている場合、元不登校の当事者や不登校の子育て経験者から助言をもらうのも手です。
不登校経験者の話の共通点
- 母親の情緒が安定していることが大切
- 最終的な決断は子どもに委ねること
- 勉強は巻き返しがきくことが多い
不登校の当事者から心境を聞いたり、体験した悩みの内容を共有することで一人では生み出せない案に気づけます。
悩んでいるのは自分だけでなく他の人も同じだと知れて安心に繋がりますね。
また、兄弟で不登校になっている家庭にどのような特徴があるのか、母親はどのような対応をしているのかなど、
参考になる記事があるので、煮詰まっているときは他での対応についてもチェックしましょう。
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不登校を経験している家庭は他にも多くあるので、どんな特徴か確認。
不登校でつらい親は周りに相談を
この章は特に注目して見て頂きたいのですが、不登校の母親としてどういった材料によって疲れるのか、ではそれをどこで誰に相談するか詳細を記載しています。
そうは言っても簡単に言える人はいないのよね
こう考えるお母さん方も、まずは一人で抱え込まないことが第一段階で求められることなので、ここで順番に皆さんとの共通点を探してみてください。
不登校の母親として疲れたと感じる点
不登校の親御さん同士でよく出てくる悩みについて、「子どもとのこと」「学校のこと」「将来のこと」「家族や周囲のこと」の4つに分けてまとめました。
親として、対応不足で子どもの不登校が長引いてしまうことがないか、心の傷を作ってしまわないかと不安になってしまいますよね。
子どもとのこと
- 落ち込み・自信喪失・無気力等への対応
- 不登校理由や辛い気持ちなどどこまで聞くかの線引き
- 登校拒否の子どもが外部の第三者と話せるか
- 昼夜逆転、引きこもりなどの生活習慣
- 勉強の事をどこまで話してよいか
不登校の気持ちや勉強のことをどこまで聞くかが難しいですよね。
学校のこと
- 担任の先生と子どもとの関わり方
- 朝の欠席連絡の廃止
- 授業の教材やプリントの受け取り方
- 別室登校や放課後の登校など可能な方法の相談
- 給食を止めるか否か
- 学校の連絡事項の書類受取の方法(保護者会の出席確認など返信が必要な手紙をどうするか)
親として子どもが苦しんでいたら救いたいし、優しく寄り添うようにしようと決断するも、子どもの態度や表情を見てますます不安度が増し、逆に子どもにきつく対応してしまうことってありますよね。
将来のこと
- 勉強や進学
- 劣等感や自己肯定感のこと
- 対人関係やコニュニケーションスキル
- 運動不足
そこから、そんな対応しかできなかった自分に焦ったり、がっかりして自己嫌悪に陥るというループにはまってしまっていませんか?
家族や周囲のこと
- 他の兄弟への対応
- 夫婦の考えの擦り合わせ
- 両親や親せきへの伝え方
- ママ友やご近所対策
それらを繰り返していると、自信がなくなり、母親自体の活力も減っていく一方です。
大事なことは「親自身が自分らしく活き活きと過ごせる工夫を日常的にすること」「一人ではないと実感すること」「不安な気持ちを吐き出すこと」です。
そうそう、文章で見ると確かにそうだなとは思うんだよね
徐々に親御さん自身も元気に過ごせるよう、次の相談場所を活用して、相談するときに注意する点を学んでいきましょう。
不登校の親が限界を迎える前に相談する場所
不登校の子どもを考えて、親が我慢し続けた結果、子どもが元気を取り戻したとしても、親が辛そうにしているのを子どもが見ると、再度ふさぎ込んでしまう可能性もあります。
ですので、親が限界を迎える前に相談することが必要ですので、相談場所を4つお伝えします。
- 総合教育センター
- フリースクール
- スクールカウンセラー
- 不登校の子供を持つお母さん達
なんでこの4つなのか、詳しく解説していきますので一緒にご確認ください。
1.総合教育相談センター
総合教育相談センターは以下のような内容に関して相談に乗ってくれる機関になります。
●教育相談
小中学生の教育に関する相談(不登校、友人関係、学習、進路など)。
24時間子どもSOSダイヤル、学校生活あんしんダイヤル(いじめの申し立て窓口)
●不登校児童生徒支援
不登校児童生徒の状況に応じて、再登校や社会的自立に向けた相談・支援を行っています。
不登校に関する支援を行う事業に最寄りで取り組んでいる場所を見つけて相談しましょう。
メリットとしては今の不安な気持ちを肯定してくれる、どうして不安なのかを不安の元をはっきりできる、子供とのやり取りを伝えて、改善点や良い点を確認できるなどが挙げられます。
不登校の親御さんは一番に子供を元気にしたいという気持ちをお持ちの方が多いので、そのためにできることが確認できると前に進みやすいですよね。
2.フリースクール
不登校に特化して対応してきた先生が在籍してあり、過去に不登校だった生徒がどう回復していったかの事例や、適切なサポートを知ることができます。
- 保護者会で不登校の子どもをもつ他の保護者とも悩みを共有できる
- ご近所さんやママ友だとなかなか共有できない不登校の悩みも、当事者同士だと気負いせず話せる
- 不登校からの進路についても過去実績に基づいて相談に乗ってもらうことが可能
フリースクールの話は定期的に話に上がってくるけれど、どういう機関かよくわからなかったという方は上記のような場所だと覚えておきましょう。
3.スクールカウンセラー
スクールカウンセラーが相談に当たる児童生徒の相談内容は、不登校に関することが最も多いですが、いじめ、友人関係、親子関係、学習関係等多岐にわたります。
発達障害、精神疾患、リストカット等の自傷やその他問題行動など多様な相談経験を持っていることが多く、多角的な視点で助言を貰えます。
●スクールカウンセラーに相談するメリット
- 学校外の「外部性」を持った専門家として、生徒と教員とは別の枠組み、人間関係で相談することができるため、スクールカウンセラーなら心を許して相談できるといった雰囲気がある。
- 教職員等も含めて、専門的観点からの相談ができる。
- 相談場所が学校であるため、児童生徒、教職員、保護者が外部の専門機関に自費で相談に行かなくても、比較的平易に相談できる。
また担当される方にもよりますが、不安な気持ちを肯定してくれる、改善点の指摘や子どもへの対応方法に関して助言してくれるので、安心感に繋がるというプラス面があります。
うんうん、なんか種類多くて大変になってきたね、けどメリット知ってる方が強いし、もうちょっと見てみようかな!
4. 不登校の子供を持つお母さん達
不登校となると専門家の方が知識を踏まえて話してくれるからとそちらによりアドバイスを求めがちです。
ですが、お母さん方との交流で気づける内容はリアルな経験に基づくものなので、より実現性が高いです。
●良い面
- 同じ不登校の親だからこそ、包み隠さず正直の現状を打ち明けられること
- 不登校に関して経験しており、一方的に否定されることがないこと
- 学年が上のお子さんの進路や生活習慣に関する悩みを知れること
そう、他の母親との関わりだとつい強がって不登校のことを全てはさらけ出せないから、家に帰ってからぐったりしてしまうのよね…
相談するとき気を付けること
不登校のお子さんが回復するには、親御さんがまず一人で悩んでいる不安を軽減し、周囲の助けを借りたり、専門サポ―ト機関に繋がりをもつことです。
ただ、ここで注意したいのは、相談したら全て思うような解決策を示してくれるわけではないということです。
相談機関にいけばどうにかなるかも、周囲の人に相談したら心が軽くなるかも
このように期待して話した結果、心ない言葉を言われてしまったり、かえって落ち込んでしまうこともあります。
相手が悪気なく言っている時ほど心苦しいですが、今の自分の状況に合わない・しんどいと感じるなら、受け取らないという選択をしても大丈夫なんです。
自身の気持ちを大切にして、取捨選択してみてください。
〇相談して良かったと感じる面
1.今の子供の状況、私の状況を聞いて、辛さに共感してくれる
2.不安の整理できて、自分が何を大事にしたいかを確認できる
3.今の状況を踏まえ、スモールステップで挑戦できることを教えてくれる
×相談しない方が良かったと感じる面
1.親や子供の状況をよく聞かず、「普通は」とか「子供は」と固定観念を押し付ける
2.今の子供の状況がどうにもならないのに、問題や良くないことだと不安を煽る
3.精神論で我慢や頑張ることを勧める
5.他の不登校のお子さんの状況を聞いて焦る
この前提を理解して相談してみてほしいと思います。何も前提がない状態で相談してショックを受けてしまったら、余計なストレスが増えて悲しいですよね。
また、不登校について考えるのに疲れて、そもそも子どもがなんで学校に行けないのか理由がわからなくてモヤモヤする、
相談したら気持ちが軽くなるかもと考える方もいらっしゃるかもしれません。
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そんな時の対応方法や原因についてはこちらの記事も確認してみてください。
親は仕事を辞めて付きっきりはダメ!?
お子さんが不登校になったけれど、親がどれくらい関与したらいいのか困っているという方もいるのではないでしょうか。
不登校の子どもの心境を把握しないことには、
親として子どもに何をしてあげられるのかも分からず、悩んでしまいますよね。
ここでは、不登校の親御さんが、仕事を辞めて付きっきりでいた方がいいのか
お子さんの心境と共に解説していきます。
不登校の親が仕事を辞めない方がいい理由
子どもは親が日中働いており寂しい反面、自分のせいで仕事に影響が出ると申し訳なさを感じてしまいます。
いざ辞めてしまって親が付きっきりになった時の子どもの感情は以下のようになります。
また不登校について口出しされるかもと落ち着かないな
仕事を辞めてまで監視されるのかな
ですので、不登校の子どもを想ってキャリアを諦める必要はありません。
どこかで無理した決断は後々腑に落ちなくなってきて、何かマイナス面が現れたときに深く後悔します。
お子さんがどうしても親がそばにいてほしいと思う場合、いきなり退職をするのではなく、出勤体制を職場に一度相談してみましょう。
- 遅刻・早退受け入れのある部署へ異動
- 時短勤務
- 在宅勤務
職場で受け入れられないと思っても、話してみると案外叶うこともあります。
実際、会社の立場からすると人員が外に流れてしまって一から新入社員を教育するより、元から従事してくれる社員の方がより即戦力となって必要とされるからです。
不登校の子どもの心境
不登校に子どもがなる時は限界に達した時です。
不登校について理解なく、「無理やり学校に行かせる」「頑張ればいけるよ」と強要されると、子どもはエネルギーが切れてイメージとしては栄養が枯渇したようになります。
かといって親が仕事を辞めてずっと家にいてくれると、子どもはこう捉えることがあります。
・自分のために家にいてくれて寂しさは解消される反面、自分のせいで親のキャリアをあきらめさせちゃったのかな…
・仕事を辞めちゃったし、大学進学までは厳しいんじゃないかな
・え、でもじゃあどうしたらいいんだろう…働く?
・いや、まず仕事を辞めて一緒にずっといようと選択するということは自分は信用されていないのではないか
親からすると子どもの為を想って選択したことがマイナスに捉えられてしまうと悲しいですが、子どもの複雑な気持ちからこう感じてしまう部分は少なからずあるのです。
第三の居場所の重要性
そこで、家でも学校でもない第三の居場所を持つことをおすすめします。お子さん自身も親がずっと家にいないと寂しくなってしまいます。
ですが、一緒にごはんを食べたり趣味の話をできるフリースクールや適応指導教室のような居場所を別に用意すると、徐々に不登校の「次」に向けた準備ができます。
孤独を感じることなく、周りのメンバーから勉強や趣味に関して刺激を受けることができると素敵だわ。
昼夜逆転やゲーム三昧も解消しやすくなるかもな
子どもとしてもそのような場所があると「今日も楽しかった、明日も楽しみだな」と活力がわいてきます。
もし行ってみて合わなければ、次行かなかったらOKです。
親としてはそこに通っている時間は第三者の目に触れているので、家で一人で過ごさせているときより、安心して外出できるというメリットがあります。
近くに活動場所がなかったり送迎が難しい、子どもが外に出たがらないという場合、オンラインで開催されているものに参加してみましょう。
また、昼夜逆転の生活を子どもが送っていて孤独になりそう、SNSなどに依存しているという場合も学校と家庭以外の居場所づくりは大切です。
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不登校の子どもが昼夜逆転・ゲーム三昧になっている時の、居場所作りについて確認。
不登校でゲーム三昧…子どものゲームを取り上げた方がいいの?ゲーム依存の理由とは
不登校の母親のストレス緩和方法
不登校の子どものストレスを取りのぞく方法はたくさん調べているのに、肝心の親御さん自身をケアする方法を意識してこなかったということはありませんか?
親自身が限界でストレスに対処する方法を確立できていないと、心身ともに壊れてしまいます。早急に習得が必要ですので、特に2つ目と3つ目に注目してみていきましょう。
リフレーミングをする
子どもが不登校になると親である自分に原因があったのではないかと考え込んでしまいがちですよね。
ただ子どもに働きかけて人を変えようとすると大変な労力を使いますし、改善の目途も立ちにくくストレスが溜まります。
ですので、他人を変えようとせず自分の考えを変えるリフレーミングが必要ですと書いている記事もあります。
人は出来事を物事を”見たいように”解釈しており、同じ出来事でも『不幸を見つけようとすれば不幸になり、良いことを探すようにすれば幸せになれる』といった考えです。
なんだか難しくなってきたな…
ですが、このリフレーミングは不登校で悩む親御さんの救いになるものではないと私は考えます。
不登校の母親として「つかれた」「つらい」と感じ、もう限界だと感じている親御さんに解釈を変えたらいいだけだとはなかなか言えません。
なぜなら、もう十分に考えていまの辛い状態なのに、不登校はよい面もあるんだよと言われても、何のフォローにもなっていないと思うからです。
問題解決に対して考え続けることも時には必要ですが、いまは親御さん自身が自分にを甘やかして自由な気持ちで過ごすことの方が必要です。
代わりに次のようなことを意識してみてください。
つらいときは距離を置いてみる
不登校のお子さんをお持ちのお母さんは、子どもが辛い中耐えているし、親子だからこそ常にそばにいて助けなくてはいけないと、気負いしてしまう傾向があります。
ですが、本当にそうでしょうか?
例えば買ってきた卵が腐って、食べたら苦しむのはわかっているのに、ニワトリが頑張って育てたからお腹を壊してでも食べるんだ、なんてことはしませんよね。
親御さんも母親としての役割がある一方、一人の人間です。言い方はきついかもしれませんが、子どもに振り回される人生を送りたいと望んでいる訳ではないと思うのです。
親であっても、一人でいたいときや、今日は情緒不安定で気分が優れないという日があって当然です。
子どもと24時間一緒に付きっきりにならず、自分のペースを取り戻し、リラックスできる環境に身を置くように心がけてみてください。
こんなことをしてみましょう
- 目を閉じて何も考えずボーッとする
- 呼吸に集中しながらゆっくりと深呼吸する
- ヨガやストレッチをして身体をほぐす
- 散歩で日光を浴びて気分転換をする
- 紅茶や甘いお菓子などで糖分を摂取する
- 映画を観たり、読書をする
- ジムで身体を動かす
なんだ、何も解決の方向に進んでいないと思うかもしれませんが、親が自分らしくリラックスしている姿は、子どもにも安心を与えます。
親が悩み続けてふさぎ込んでいるより、確実に良い影響を与えます。
専門機関を知って頼る
不登校に関しては身近な人への相談にとどまらず、専門機関も駆使して頼っていきましょう。
不登校の子どもに関する相談窓口は案外多くあります。
- 児童相談所、児童相談センター(18歳未満)
- ひきこもり地域支援センター
- 発達障害支援センター
- 教育センター
すぐに相談したいのに、予約が2週間後でどうしようと悩む場合、いくつかの機関に相談するか、専門機関と周囲の人と併せて相談して、ご自身の想いをアウトプットしていくとよいです。
またお子さんの状態によっては発達障害に関連するケースも近年よくあります。
ASD(自閉症スペクトラム障害)…社会性やコミュニケーション能力に関わる障害
ADHD(注意欠陥・多動性障害)…不注意や落ちつきのなさに関わる障害
LD(学習障害)…「読む・聞く・話す・書く・計算する・推論する」能力に関わる障害
大きくこのような分類がありますので、専門の医療機関で一度検査を受診しましょう。
もし実際に当てはまってしまったらどうしようと不安に思う方も多いですが、現在は具体的な対処法もあり、医師や専門家からアドバイスを得ることも可能ですのでご安心ください。
適切な対処法を知って子どもと関わる方が親子共につらさを軽減しやすくなります。
不登校の親で限界・つらいし仕事もどうする? まとめ
この記事では、不登校の親として限界を感じていて、どう対応すればいいか、仕事を辞めるか悩む親御さん向けに、対処法について解説してきました。
お子さんから学校に不登校で行けない状態を早く脱却するために、親御さん自身のことは後回しになってしまいがちですが、親にとってストレスになる要因には早めに対処しましょう。
この記事のまとめ
- 不登校の親は周囲の人や専門家、不登校経験者へ早めに相談する。
- 不登校に関して、つらいときは距離を置いてみる。
- 子どものために…を辞めて夫婦で意見の方向性をそろえる。。
不登校の母親は、ちゃんと対策してあげられていないと思う部分もあるかもしれませんが、
不登校でも親御さんがサポートできることはあります。
ですから、不登校の母親として辛く過ごすよりも、お子さんが早く回復できるように
親は自分の時間を確保することを大事にしましょう。
褒める、見守る、自信をつけるなどの小手先のノウハウから抜け出し、
親子ともに本音を言い合えるようになる
↓
お子さんの不登校が改善する
という流れが一撃で理解できるようになります。
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