こんにちは、とまとです。
うちの中学生の子、ずっと不登校だったし、勉強嫌いだし、今まで勉強してきてないのよね。
中3で受験も間近になってきて、今から追いつくことできるのかしら…
こんな悩みを抱えていませんか?この記事では、
不登校で勉強してないけれど、中3から勉強に追いつくことができるの?
中学生の子どもがどのような方法で勉強したらいいのか
親がどんな風に支えたらいいのかな?
という疑問を解決していきます。
不登校で勉強してきていないかつ勉強嫌いの中学生の子どもはどう支えようかと心配ですよね。
しかし、ここぞとばかりに親が追い込んで勉強を強要してしまうと、かえって不登校の状況が悪化してしまいます。
この記事を読むことで、ご本人だけでなく親御さんも多様なパターンの勉強法・保護者の対応法を知ることで、お子さんを納得のいくように導くことができます。
不登校でも勉強に追いつくこと・進学はできるのか
そもそも不登校で中学生の勉強はしてきていないし、勉強嫌いだし、子どもが中3から頑張って追いつくことができるのかが気になりますよね。
不登校、中3…心配なのはこれから勉強に追いつけるかなんだよな~
しかもうちの子、勉強嫌いなんよ…
中3になり、不登校で勉強してない状態からでも、努力次第で進学することは十分可能です。
ただ、闇雲にあれこれ参考書を買い与えて、これで勉強してね!と言ってもなかなか手につかないかと思います。
長く学校の授業を受けて勉強するような環境から離れていると、こう思いませんか?
いざ受験勉強をしようと思っても、何から始めてどこをどうすればいいの
こう感じて当たり前なんです。
理想の平日の勉強時間は1日3時間とよく耳にしますが、実際の勉強時間は0-1時間が4割というデータもあります。
1時間でも出来たら、着実に前に進んでることになるんですね。
中学校までの勉強はまだ範囲が限られているので、やり方さえわかれば十分挽回できるんですね。
次の章では、勉強嫌いだし、受験も差し迫ってきて不安…不登校で勉強に追いつけないしどうしたらいいの!
と悩む場合の勉強方法を紹介していきます。
中学生の不登校中の勉強方法
まず先に注意書きとして、学校に行けなくてもこれだけの勉強方法が存在することをお伝えしたくて、
以下に方法を沢山羅列しています。
勉強方法①|YouTube
勉強方法②|オンライン授業
勉強方法③|通信教材
勉強方法④|家庭教師
勉強方法⑤|問題集
勉強方法⑥|個別指導
勉強方法⑦|教育支援センター
じゃあ子どもにはどれを勧めたらいいの?
となるので、いくつかピックアップして詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
勉強方法①|YouTube
皆さんご存知のとおり、自分の見たいタイミングで自分に合った講座を検索して見れることがメリットです。
授業形式や学習解説の動画も多く出ています。
例えば、苦手な数学を克服したいと思って検索するだけでも30‐60分の授業がいくつも出てきたよ。
ただ弊害として考えられるのは、勉強だけに特化した動画だけを見たいと思っても、関係ない動画が出てきて気が散ってしまうようなデメリットはあります。
そして、その理由から私はYoutubeはお勧めしてません。
勉強方法②|オンライン授業
良い面として、直接会わずしてコミュニケーションが取れる手軽さや、家にいても人との繋がりを感じられることが挙げられます。
逆に自分の顔を映しながら参加するとかえってしんどいと感じる方は、画面オフにして自身の受けやすい環境を整えることもおすすめです。
よい点
- 直接会わずコミュニケーションが取れる手軽さ
- 家にいても人との繋がりを感じられる
わるい点
- 自分の顔を映しながら参加してと言われるとしんどい可能性
- 先生への質問のタイミングが難しい
勉強方法③|通信教材
学習の範囲が決まっているので、自分で計画を立てにくいという場合は、
通信教育の教材で進捗を管理することができます。
自分が範囲をクリアしてなくても大量にテキスト・問題集が送られてくるから、確認テストだけ期限ぎりぎりで毎回提出してた覚えがあるな~
課題提出するごとにポイントが貯まって、〇〇ptだとこんな景品がもらえるよっていうカタログがあってモチベーションになったよ
追われるような気がする場合は、無理にやらなければ!というプレッシャーだけが増えないように、
すぐに解約できる教材を選ぶことがポイントです。
勉強方法④|家庭教師
担当につく教師にもよりますが、それぞれのペースで学習のカリキュラムを組んだり、
問題集のわからない所を立ち止まって教えてくれます。
自ら出向いて勉強しに行かなくていいことと、集団ではないので、
不明な点は基本的にその場で解決できます。
第三者との時間をつくることが、回復に良い影響を与える可能性もあります。
難点を上げるとしたら、今後の大学進学等を含めて考えたときに、結構費用がかかるなという所になります。
勉強方法⑤|問題集
問題集は本屋さんで直接見て、自分に合ったものを選ぶことがポイントです。
問題集ランキング等で検索し上位に出てきたものをただひたすらするという作業は、私もしたことがありますが、
それだけでも作業感が増しますし、わからない・手がつかない場合に自信を喪失しやすいです。
カラーで見やすかった、文字の配列が好みなど、本人がしっくりきたものを繰り替えし反復しましょう。
なるほど、問題集だけで大丈夫なんだ!
こう思った方もいるかもしれませんが、ちょっと待ってください。
・問題集だけで東大合格
・学校に行かなくても、問題集だけで勉強できる
等のニュースを聞くこともありますが、これらはごく一部の例外です。
問題集を読むだけでうまくいくなら、学校なんていらないですよね。
あくまで勉強の補助として使いましょう。
勉強方法⑥|個別指導
例えば苦手科目だけ塾の個別指導を受けることも可能です。
その教科に特化した講師がつくことが多いので、詳しく解説してくれます。
どこから手をつけたらいかわからない
もはやどこがわからないかも迷宮入りしてる
不登校の間に溜まった悩みに沿って指導を進めてくれます。
他に、塾通い(集団)を進めている記事も多いですが、あまりおすすめできません。
なぜなら、集団授業は、わからない箇所が出てきてもその都度立ち止まって教えてくれるわけではないので、
不登校中の解消したい疑問点があれば全てメモしておいて、講義後に自発的に質問しにいく必要があるからです。
3ヶ月に1度ほどの公開テストでランキングが公表され、クラスも成績順に定期的に組み変わったりしますね
集団は周りとの比較・競争が顕著になって、負荷が大きいです。
学校の授業と形式が近いので、他の生徒との関わりが多く人間関係の問題が起きやすい環境という面もあります。
ですので、学校に行けない場合の塾通いなら、断然個別指導が良いです。
勉強方法⑦|教育支援センター
市町村の教育委員会が設置している公的な教育機関が教育支援センター(適応指導教室)と呼ばれます。
施設によって取り組みが様々です。
少人数の授業が開催されたり、スポーツやゲームの開催もあったりするらしいぞ。
通所が学校の出席扱いになるし、公立の中学校と密接な連携がとれるんだって!
メリットとしては上記に加えて、公的機関で基本的に費用が抑えられることも挙げられます。
逆にデメリットは、登校することの圧がかかってしまう可能性もありますので、
様子を見ながら個人のスタイルに合わせた方が良いです。
7つの選択肢の中でも絞るなら、オンライン授業・個別指導がおすすめです。
直接先生と会って対話することに抵抗がないなら、個別指導で都度疑問点を解消する、
通うのがしんどいならオンライン授業で、受講しやすい環境を作りながら受けてみてください。
問題集の反復はどちらの方法を取っても、並行して行うと効果的です。
中3から巻き返し勉強に追いつけたらどんな選択肢があるか
もちろん勉強に追いついてくれたら嬉しいし、安心できるけれど、実際勉強に復帰できたらどうなるの?とも思いませんか?
先の選択肢に何があるか知ることで、どの勉強法を取って、何を目指すかという足掛かりにしてもらえたらと思います。
中学卒業後にはこんな選択肢があります
- 私立の全日制高校…問題傾向が毎年同じ、内申点は選考の基準とされていないことが多い
- 通信制高校…受験科目は、書類選考+面接や作文が中心、内申点が低くても、全日制高校よりも合格する確率が高い
- 定時制高校…最近は公立の定時制高校において単位制が主流
- エンカレッジスクール
エンカレッジスクールってはじめて聞いたな
東京都が既設の全日制都立高校から指定した、可能性を持ちながらも力を発揮できない状態の生徒を積極的に受け入れる高校です。
うーん、なんのこと?
定期考査を行わず、授業態度、提出物、小テストなどの日々の積み重ねを評価+2人担任制によるきめ細やかな指導があるんです。
東京に近ければ選択肢入れる余地はありそうですね。
これまでに意識してこなかった選択肢もこれを機に検討してみてはいかがでしょうか?
取り入れないにしても、知ったうえで選択しないのと、知らないから選択できないのとでは大きな差があります。
何があるのか普段から情報収集しておけばいいのね
最終的に選ぶのは不登校に悩む本人ですが、何があるのか普段から情報収集しておくと、子どもにも親御さんにも安心材料になります。
勉強嫌いの中学生の親が守るべき2つのポイント
子どもには勉強して無事に卒業して、進学してほしい。だけど、子どもは勉強が嫌い。
親としてどうするのが正解なのかなと思いますよね。何が大切かお伝えします。
目標作成を強いない
「目標があれば勉強に身が入る」部分は確かにあります。
ですが、無理に目標を立ててそれを目指して頑張らせるということはやめてあげてください。
「現時点で明確な目標はないけれど頑張りたい気持ちはある」という状態の子に、
目標達成までの道のりを強要すると辛い気持ちになります。
無理やり親の為に立てた目標を達成できなかった場合、自信をなくしてしまいます。
自分は計画通りにやりたいことに向かって努力することもできないんだ…
また、目標を立てずに「できる時にできるだけ進める」スタイルの方が学習効果が上がる子もいます。
目標を立てること自体を目標にするのではなく、「できたら尊重し、できなくても責めないこと」を徹底しましょう。
勉強や進路について話すことを強要しない
保護者としては、不登校が続く場合、気になってくるのが、進路や勉強のことですよね。
正直なところ、今後どうしていくのか聞きたいし、中学生の子どもが考えていることを知りたくなります。
今後どうしていくのか子どもの口からしっかり聞きたい
しかし、焦って将来の話を無理やり引き出すのはかえって逆効果です。
中学生の子ども、ましてや中3になって、全く何も考えていないことはまずありません。
何かしらぼんやりでも先のことをどうしようかとは考えていて、ただそれを言葉で表現するのが難しかったり、
それ以上のストレス・不安感から身動きが取れなくなっているのです。
親の対応でこれはプレッシャーです
- 「本当に将来のこと考えてるの?」
- 「私はそんな子に育てた覚えはない、好きなようにしたいなら出て行って」
と突き放さないであげてください。
きっとこの記事を読んでいる時点で、かなり中学生の子どもに対して真剣に悩まれているし、子ども想いな方です。
だからこそ、話を受け入れる姿勢を示し、子どもから話したくなるまでは待つのが得策です。
受け入れるってよくわからんな
そういう方も多いですが、ご安心ください。
簡単な話、子どもが今日あったことを話してくれた時に、こんな気持ちだったんだねと感情に寄り添うのも受け入れるになります。
また、勉強や進路の話をしてOKという記事もありますが、あえて積極的に話題に出す必要はないかと思います。
それよりは、勉強等の悩みの話とは関係のない話をして、ストレスの軽減、気持ちの回復を考えることが優先です。
母:そういえば今日スーパーで〇〇の好物のキョロちゃんのチョコボール見つけたよ。
子ども:え~食べたーい。
母:新しく古墳の公園できたみたいよ、今度散歩とランチ一緒に行こっか。
子ども:いいねどんな所なんだろう。
このように全然関係ないように思える雑談が、後々悩みを話すきっかけに繋がることも案外あるのです。
中3で不登校・勉強してない場合のまとめ
ここまで中学生で不登校、かつ勉強嫌いの子どもがどうやって勉強に追いつくのか、
中3で勉強してないけれど、勉強した先にどんな選択肢があるのか、を順に見てきました。
この記事のまとめ
- 不登校でも勉強方法を確立して、見合った選択肢を選んだら進学はできる
- 中学生の不登校中の勉強方法は、オンライン授業か個別指導+問題集反復がおすすめ
- 中3からでも勉強に追いつけたら、私立の全日制高校や、通信制・定時制高校・エンカレッジスクール等に進学可能
- 親は目標作成・進路勉強について強要はNG
今後も不登校に悩む親御さんに向けて発信していくので、一緒に問題を解決する糸口を探していきましょう。
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