高校生が不登校になったら初期対応が大事!やばい状況を改善する親の対応とは?

こんにちは、とまとです。

今回は、高校生が不登校になってしまったときの初期対応について、解説していきたいと思います。

母親

進路選択もあるし、高校生で不登校の場合どう対応したらいいの?

と悩んでいる方も多いのではないでしょう?

お子さんの将来を心配して早く学校に復帰させなければと焦ってしまいますよね。

もちろん、「将来のためにも、何とか高校を卒業して欲しい」という親心も分かりますが、
高校生の不登校はやばいという話を信じ込んで、何とか学校に戻そうとするのは逆効果です。

高校生が不登校になったときに親の対応が、不安に煽られて適切なものではなかったら、
お子さんの回復が遅れたり、不登校が再発したりする可能性が高くなってしまいます。


この記事では、

  • 高校生が不登校になったときの初期対応の重要性とやるべきこと
  • 中退・留年への対策として、高校生が不登校になったときにするべき親の対応
  • 不登校の高校生が改善してきたときに取れる将来の選択肢

について解説していきます。

登校拒否をし始めたときから、親御さんが落ち着いて適切な対応をしていけば、
お子さんの回復は早まりますよ。

             

目次

高校生が不登校になったら初期対応が大事!

高校生が不登校になったら初期対応が大事!

高校生になると、大学進学か就職かなど、今後の人生にも影響を及ぼす場面に直面しますよね。

そんな大事な時期に、高校生のお子さんが登校拒否して不登校になると、
親としては子どもの将来に対する不安や心配でいっぱいになってしまうのではないでしょうか。

母親

子どもは高校生なんだけど、不登校になってしまって…
かなりやばい状況なんでしょうか?
休み続けてたら、勉強とか内申とか、あとあと大変になるんじゃ…

と悩む親御さんもいるでしょうが、高校生が不登校になったときの初期対応で、
焦って何とか学校に行かせようとするのは逆効果です。


確かに、高校は義務教育ではないため、中退や留年というリスクのある高校生が不登校になったら、
改善を急がなければと思う気持ちも分かります。

しかし、お子さんは不登校になるまでに、限界まで我慢して頑張った結果、
疲弊して気力を無くしてしまっている状態です。

とまと

そんな疲れ切った状態のお子さんに、学校に行って
もう少し頑張れというのは酷ではありませんか?

ですから、高校生が不登校になったときの初期対応では、どうやって学校に復帰するかよりも、
お子さんの心身の回復を第一に考えてあげるべきでしょう。

そのための高校生が不登校になったときにするべき親の対応については、この後詳しく解説していきます。

とはいえ、お子さんの将来を考えれば、中退や留年というリスクに対する不安はあって当然です。

お子さんの将来や進路のために、親がしてあげられることについても後ほど解説しますので、ご安心ください。

高校生が不登校になったときにするべき親の対応とは?

高校生が不登校になったときにするべき親の対応とは?

高校生が不登校になったときの初期対応では、心身の回復を最優先に考えるべきですが
「将来のために何も対策しないのは、高校生の不登校だとやばいんじゃ…?」と不安になるのも分かります。

ここでは、高校生が不登校になったときに、まずやるべき親の対応について、3つ解説していきます。

お子さんが登校拒否してすぐの頃は、心身の回復をサポートするのと同時に、
不登校の高校生が改善してきたときに向けての準備をしておきましょう。


①子どもをゆっくり休ませる

高校生が不登校になった初期対応として、まず第一に「学校を休んでもいい」とお子さんに言葉で伝えて、
ゆっくり休ませてあげてください。

不登校初期や休みがちで不登校になりそうなとき、高校生ともなると

母親

このままじゃ勉強についていけなくなるんじゃ…
将来のためにも、甘やかさずに何とか学校に行かせた方がいいのでは?

と、親としては不安になってしまいますよね。

しかし、学校を休むのがよくないのは、お子さん自身だってよく分かっていて、
それでも登校拒否してしまうことに、1番ショックを受けているのは本人なのです。

場合によっては、自分で自分を責め続けて、どんどん精神的に追い詰められていることもあります。

そんなときに親から「学校を休んでもいいんだよ」「大丈夫、なんとでもなる!」という風に
声をかけられれば、お子さんの気持ちは楽になるでしょう。

とまと

親御さんも不安でしょうが、なんとかなるという心構えでいてください
おおらかに受け入れてくれる親の方が、
お子さんも安心して休むことができますよ



②子どもの話をよく聞く

不登校になり学校に行かなくなると、家にいるお子さんと話す機会が増えますよね。

お子さんと会話するときには、意識してお子さんの話をよく聞くようにしてください。

最初は他愛のない話ばかりかもしれませんが、「自分の話をちゃんと聞いてくれる」と安心すれば、
お子さんの方から、学校のことや今後のことについて少しずつ相談してくるようになりますよ。

ただし、話を聞くといっても、学校に行かない理由をお子さんから聞き出そうとするのはやめてください。

母親

早く何とかしてあげたいし、
不登校の原因が分からないと対処のしようがないのですが…

と考えるのも分かりますし、親としてできることをしてあげたいという気持ちもあるでしょう。

しかし、そもそも本人が不登校の原因をよく分かっていなかったり、
不登校初期だと原因について考える気力もなかったりするため、はっきり答えられない場合もあります。

それなのに何とか理由を聞き出そうと、不登校の理由を問い詰めてしまうと、
子どもにとってはかなりのプレッシャーになってしまうのです。

とまと

こちらからあれこれ聞き出そうとするよりも、
「いつでも話を聞くよ」というスタンスでいた方がいいでしょう



③学校と連絡を取り合う

登校拒否になってすぐの時期は、お子さんに勉強のことや進路のことを考える余裕などありませんが、
高校の場合には中退・留年もあるので、何も対策せずにいる訳にもいきませんよね。

ですから、親御さんは学校としっかり連絡を取り合って、欠席日数などの状況の把握や
復帰を考えたときに今後やっておくといいことなどを聞き、お子さんをサポートしてあげてください。


ただし、無理をして毎日学校と連絡を取る必要はありません。

母親

毎朝、学校に欠席の電話をするのが正直しんどくて…

という親御さんも少なくありませんし、
先生と相談して学校に行くときだけ連絡を入れる方法でも大丈夫です。

その場合は、3日や1週間に1回など、定期的にお子さんの様子について共有したり、
学校での様子を聞いたりなど、学校側にも協力してもらえるように準備しておくといいでしょう。

小・中学生に比べて、高校生が不登校になったらやばい?

小・中学生に比べて、高校生が不登校になったらやばい?

義務教育である小・中学生とは違い、中退・留年のある高校生の不登校はやばいのではないかと
不安になる方も多いのではないでしょうか。

親御さんが不安な気持ちでいっぱいになっていると、その様子を見ているお子さんも不安になってしまいます。

そこでここでは、不安を解消していただくためにも、
中退・留年の問題に対して、高校生が不登校になったときにできる親の対応について詳しく解説していきます。


高校生には中退・留年の可能性がある

義務教育ではない高校では、以下の条件で中退・留年となる可能性があります。

  • 科目ごとに1/3~1/4以上欠席すると、単位を落として留年となる
  • テストの赤点と出席日数の不足とで留年になる可能性がある
  • 留年が決まった時点で、中退を選ぶ高校生が一定数いる

また、高校生の不登校について調べて、「中退・留年のある高校生の不登校はやばい」という意見を目にして
余計に不安に駆られてしまう方もいるでしょう。

母親

高校を卒業できなくて中退になったらどうしよう!?
進学とか就職とか、この先色んなことで困るんじゃ…

と心配になるでしょうが、高校を卒業する方法も
中退したとしても進学や就職の幅を広げる方法もありますので、安心してください。

それらの具体的な方法については後ほど解説しますので、
ここではまず、中退・留年への対応について詳しく見ていきましょう。

中退・留年の問題への対応は?

中退・留年の条件は各学校によって異なるため、学校に直接確認を取ることが大事です。

  • 各科目での欠席日数と、あと何回休めるのか
  • 定期テストを受けられない場合、どうすればよいのか
  • 追試や補習など、留年しないための救済措置はないか

学校側としても留年する生徒を増やしたい訳ではないので、
相談すれば救済措置を考えてくれる可能性は十分あります。

とまと

お子さんが「高校を卒業できなかったら人生終わりだ」と
思い詰めているケースもあるので、
親御さんが救済措置を学校に確認しておけば、安心させてあげられます



もしも欠席日数が多くてどうにもならなかったとしても、視野を広げれば他にも進路の選択肢はあるので、
焦らなくても大丈夫ですよ。

次は、不登校の高校生が改善に向けて動き出したときに慌てなくてもいいように、
将来どんな選択肢があるのかについて解説していきます。

不登校の高校生が改善してきたときの選択肢

不登校の高校生が改善してきたときの選択肢

進路のことを考えて、高校生で不登校になるとやばいと不安になってしまうかもしれませんが、
在籍校での卒業にこだわらなければ、将来の選択肢はあります。

それでも不安だという方は、不登校の高校生が改善に向かって動き出したときのために、
初期対応の時点である程度、将来の選択肢が分かっていれば過度に不安になることもないでしょう。

そこでここでは、不登校の高校生の将来の選択肢について、高校を卒業する方法と
中退しても進学や就職の幅を狭めない方法について解説していきます。


高校を卒業する

お子さんが在籍している学校が、補習や追試などで卒業をサポートしてくれて、
無事に高校を卒業できるケースもあるでしょう。

しかし、各学校の方針や欠席日数が多すぎるなど、様々な理由からサポートが追い付かずに
中退か留年かという選択を迫られる可能性も少なくはありません。


母親

それじゃ、子どもは中卒になっちゃう…
本人も高校は卒業したいって言ってるし、何とかできないの?

と心配になるでしょうが、
在籍校での卒業が難しくなっても、別の高校に転入して高校を卒業する方法があります。

その場合、転入する高校は、通学が少なくて自分のペースで勉強を進められる通信制高校がオススメです。

通信制高校とは…
自宅学習がメインで、平日に毎日登校する必要がない。
レポート提出、試験、スクーリングなどにより、
必要な単位を取得することで高校卒業資格を取得できる。
スクーリングという登校日では、他生徒と交流する機会もある。
※在籍校を辞める前に転入すれば、これまで通った分の単位は引き継ぐことができる。



不登校のお子さんにとって、「休みすぎたら留年してしまう」という現実はプレッシャーであり、
心身の回復の妨げになります。

その点、単位制である通信制高校には留年がないため、
焦らずに自分のペースで卒業を目指すことができますよ。


高卒認定を取得する

お子さんが登校拒否していて、転入を勧めても学校に行くこと自体に抵抗がある場合もあるでしょう。

母親

でも高校は卒業しておかないと、
大学に行きたくなったときに困るでしょう?
就職のときにも不利なんじゃ…

と悩んでいる親御さんもいるかもしれませんね。

まず前提として、将来のことや進路に関しては本人が決めるものであり、
「子どもに苦労して欲しくない」という気持ちも分かりますが、親が干渉しすぎるのはよくありません。

本人が学校に行きたくないのなら、無理をさせても余計に回復に時間がかかる結果になる可能性もあるので、
高校を中退するという選択も検討するべきでしょう。

しかし、たとえ高校を卒業できなかったとしても、高卒認定を取得することで
中卒であっても進路の幅を広げることができますので、安心してください。

高卒認定とは…
文部科学省が実施している高等学校卒業程度認定試験に合格することで、
高校卒業と同等以上の学力があることを認定される。
※大学や専門学校に行かなかった場合、最終学歴は中学卒業となる

試験に合格すれば、以下のことが可能になる。

  • 大学・短大・専門学校の受験資格が得られる
  • 一部の国家資格や公務員試験の受験資格が得られる
  • 高卒であることが条件の民間企業に就職できる場合がある
とまと

高卒認定を取得すれば、進学や就職の選択肢が広がるので、
中卒だからと悲観することはないですよ!



お子さんが転入のことも考えられず、気力がない状態が長く続いている場合は、
「もしかしてうつ病なども気をつけた方がいいの?」と不安になるかもしれません。

以下は進学校の高校生についての記事となっていますが、進学校でなくても当てはまる内容も多くあるので、
参考にしてみてください。

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高校生で不登校はやばい?改善する親の対応とは? まとめ

高校生で不登校はやばい?改善する親の対応とは? まとめ

この記事では、高校生が不登校になったときの初期対応について解説してきました。

将来を考えて、高校生が不登校になったらやばいと心配になるかもしれませんが、
高校生が不登校のときの親の対応で大事なのはお子さんの心身の回復なので、不安を煽る言動は避けましょう。


この記事のまとめ
  • 高校生が不登校になったときの初期対応では、心身の回復が最優先
  • 高校生が不登校のときの親の対応として、
    余裕のないお子さんに代わり、学校と連携して現状把握をしておく
  • 高校生が不登校になったらやばいのは中退・留年があるからだが、対策はあるので焦らなくて大丈夫
  • 不登校の高校生が改善してきたときに向けて、学校に復帰する以外の選択肢も調べておく

初期対応の段階で、不登校の高校生が改善してきたときに取れる進路の選択肢について知っておくと、
お子さんの不安を取り除いて、ゆっくり休ませてあげることができますよ。

高校生が不登校になったときの初期対応だけでなく、お子さんが不登校から回復してきたときに
どうすればいいのか知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

登校拒否を始めたときにはゆっくり休ませることが優先ですが、お子さんが回復してきたら
サポートのやり方を変えていかなければ、お子さんのやる気を削ぐことになるかもしれませんよ。


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