不登校の小学生の家での過ごし方 ゲームばかりでない一日のスケジュールを解説

うちの子が不登校になってから長いけどゲームばかり・・・
他の不登校の子はどんな1日のスケジュールを送っているんだろう。
家での過ごし方がきになるなぁ~

こんにちは、とまとです。

不登校のお子さんを持つ親御さんの悩みとして、『家での過ごし方』や『時間の使い方』があげられます。

母親

無理はさせたくないけど、だらだらと過ごしているの心配…

そこでこの記事では、

  • 不登校の小学生の家での過ごし方
  • 不登校の小学生のスケジュールの立て方
  • 不登校の小学生が家でやるとよいこと
  • 不登校の小学生が家で過ごす時気を付けること

を紹介していきます。

家で過ごす時間も、学校へ戻るきっかけを作るための大切な時間です。

学校へ行けないお子さんと、家族の不安を解消できる家での過ごし方を解説します。

             

目次

不登校の小学生に家でできること

学校に行かない、ということは必然的に家で過ごすことになります。

朝起きて、朝ごはんを食べて、学校へ行く。という日常がガラッと変わってしまい、戸惑う親御さんが多いでしょう。

この章では、不登校になったら、家ではまず何をすべきなのかを紹介します。

お子さんが不登校になったら

お子さんが学校に行かないというのは、親御さんにとっても大きな不安になります。

  • 勉強が遅れてしまうのではないか?
  • 休んだ分だけ学校に行きづらくなるのではないか?
  • このまま引きこもりになってしまうのではないか?

いろんな不安で、イライラしてしまいます。

しかし、お子さんの立場から考えたら、

『学校に行かない』というのは、『最終手段』なのです。

今までは頑張って学校に行っていたけれど、もう行くのも無理、という気持ちの表れであることが多いのです。

だからまずは、親子ともに

不安や辛いことから癒す時間を作る

というのが家でやできる最初のことだと思います。

母親

でも、それではだらだらと過ごすことになりませんか?

とまと

基本的には、時間を決めて行動することはルールとして決めておきましょう

例えば、

☆朝は〇時までに起きてほしいな
☆ご飯は、なるべくみんなで食べてくれると助かるな
☆夜は何時までに寝ると朝起きられるよ

などと言った『お願い』をしておくと、最低限の生活のリズムを守ることができます。


不登校の小学生と過ごすうえで最優先にすること

はじめは、どうして学校に行きたくないのかを問い詰めたり、無理に起こしたくなってしまうでしょう。

でも、それでは家にも居場所がないと感じて、部屋に引きこもってしまう結果になってしまいます。

不登校のお子さんが家で過ごす時のポイントは

  1. 心を癒す
  2. 時間を持て余さない
  3. コミュニケーションをとる
  4. 規則を作りすぎない
  5. 昼夜逆転させない
とまと

不登校、引きこもりの小学生の家での生活で、まず最優先すべきは、お子さんが元気でいることと笑顔になることです。

母親

でも、何も話してくれないし、話をするとついついこちらのいら立いちも相まって、ケンカになってしまうのですが…

とまと

そうですね、まずは親御さんの気持ちや見方を変えることも大切です。

そのために大切なのは、

『できない』を数えないで『できる』を見つける

ということです。

例えば、

×『学校に行けない』⇒◎『家なら普通に生活できる』
×『勉強ができない』⇒◎『本を読む時間を作れた』
×『集団生活についていけない』⇒◎『家での役割を決めてできる』

と言ったように、していくとよいでしょう。

とまと

家庭でも勉強をする方法はあるので、焦ったりせかしたりしないでゆとりを持てるようにしましょう。


不登校の小学生の一日のスケジュール

具体的にどんなスケジュールで過ごすかは、お子さんによって違ってきます。

がちがちにルールやスケジュールを決めて過ごすのは、不登校のお子さんには避けたほうが良いでしょう。

ただ、一日のうちでどんなふうに過ごせばいいのか、大まかな予定の立て方の例をご紹介しましょう。

  1. 起床(起きる時間をだいたい決めておきましょう)
  2. 朝ごはん(なるべく家族で食べられるようにしましょう)
  3. お手伝い
  4. 自由時間(何をして過ごすのか親子で考えるのもいいでしょう)
  5. 昼食
  6. 運動(できるだけ一緒に体を動かしましょう)
  7. 夕飯の献立を考える(ゲーム感覚でやるのもいいでしょう)
  8. 夕食(なるべく家族で食べられるようにしましょう)
  9. 団欒(食事以外でも家族で話をする時間を持ちましょう)
  10. 就寝(できるだけ時間を決めましょう)

その日によって、気分のむらがあることも多いでしょう。

毎日このスケジュール通りにしようとか、こうでなくてはならない、という気持ちは持たないでください。

『今日は、気分が沈んでるみたいだからこれはやめよう』とか『今日は、もう少し勉強できそうだね』などと、その日のお子さんに合わせたスケジュール臨機応変にしていくのがベストです。

不登校の小学生の家での過ごし方、一日のスケジュール

では、実際に不登校になった小学生と家で過ごすには、どうしたらいいのか?

どんなふうに一日のスケジュールを立てたらいいのか?

この章でいくつか紹介します。

好きなことをして過ごしてみよう

不登校の小学生の多くは、無気力になったり、何もせずにぼーっと一日を過ごしてしまったりします。

そうなると、親御さん的には、『少しでも勉強をさせなきゃ』とか、『学校に行くように説得しなきゃ』と思ってしまいますよね。

とまと

でもそんなこと、お子さん自身が一番感じていることだし、それができなくて苦しんでいるのです。

母親

そうはいっても、ただぼーっと過ごしているのは心配になるし、どうしたらいいんですか?

とまと

ズバリ、好きなことをさせてあげましょう

例えば

  • ただテレビやYouTubeなどをぼーっと見る。
  • 絵を描く
  • 本を読む
  • 外を眺める

などと言った、学校や勉強と関係ないことでかまいません。

お子さんが集中してできたり、何も考えずに没頭できることでかまいません。

とまと

不登校経験者の中には、パズルやレゴ、推し活をして過ごしたという人もいます。

そうやって一日を過ごすことで、心が健康になっていきます。

一緒に過ごす・共感する

お子さんの心に余裕ができたら、一緒に過ごす時間を作るとよいでしょう。

母親

確かに不登校で家にいる間は、寄り添ってあげたいけど、仕事や家事で難しいかも…

とまと

確かに、ずっと付きっ切りでというのは難しいですよね。
だから、一緒に過ごす時間を増やしたり、共感できることを増やすだけでも良いのです。

例えば

  • テレビや動画を一緒に見る
  • 描いた絵や読んだ本について聞く
  • 一日の最後に何をしたのか話す
  • お子さんの興味のあることの話を聞く

と言ったことを毎日続けることが大切です。

とまと

ただ一緒にテレビを見るだけで、特に感想を述べたり無理に話をしなくてもオッケーです。

人と関わりを持つことで、自分の殻に閉じこもる生活を避けることができるのです。

その他にも、散歩や買い物のお手伝いをしてもらうなど、少し体を動かすこともよいでしょう。

ただし、周りの目が気になるなど、お子さんの気持ちの負担になるようなら、無理をさせないでください。

家での役割を決める

母親

お手伝いをしてもらうのはいいでしょうか?

とまと

はい、家での役割を決めてやってもらうのはいい過ごし方ですね

『家族』という小さな社会の中で、自分の役割があるというのは、生きがいややりがいにつながります。

役割は、お子さんに合わせて決めていきましょう。

習慣性のある事や決まりごとが得意な子には、『これはあなたの仕事ね』と毎日やってもらえばよいでしょう。

縛られることが苦手な子には、その時々役割を与えるとお手伝いの習慣がつきやすいです。

母親

毎日何かしら、家のことにかかわることが大事なんですね?

とまと

そうですね。後は、『自分にもできることがある・役割がある』ということをお子さんに実感させることも、不登校の時は大切なんです。


不登校の小学生とゲーム

不登校のお子さんに限らず、小学生の親を悩ませるのはゲーム。

不登校中は好きなことをさせてあげるのが良いといっても、オンラインゲームやテレビゲームばかりになってしまうのはちょっと、…というのが本音でしょう。

この章では、不登校の小学生と様々なゲームとの付き合い方についてご紹介します。

不登校中の小学生にゲームばかりさせてていいの?

母親

好きなことをさせてあげるのがいいのはわかったけど、やっぱりゲームばかりさせるのは、抵抗があるのですが?

とまと

そうですね。テレビゲームやオンラインゲームばかりだと、あまりよい状況とは言えないですよね。

好きなことをして過ごすといっても、自分だけの世界に入り込んで没頭してしまうのは、やはりお勧めできません。

ではどうやって、制限をしていくのか?悩ましいところですよね。

時間を割り振るのは、ずっと家で過ごしている小学生には難しいものです。

例えば

『ご飯の準備をお手伝いしてほしいから、○○時までなら、好きなことしてていいよ』
『○○時になったらお母さんと一緒に○○してほしいな』
『寝る時間は○○時っていうのだけはきちんと守ってね』

というように、スケジュールの中にゲームの時間を組み込んでいきましょう。

お子さん

ゲームをやっているときだけは、何も考えなくていいから落ち着く

と思ってしまわないように、することも大切です。

リアルの生活や家族との時間にも楽しさを見出せるように、コミュニケーションを欠かさないようすることで、ゲームとのバランスをとっていくよう心がけましょう。

ゲームや動画も使いようでプラスになる

ゲームや動画でも、使い方によっては不登校中の家での過ごし方にプラスになることがあります。

例えば

  • 家族でできる対戦ゲーム
  • 建築系のゲームを参考にしたクリエイティブな遊びを考える
  • テレビゲーム以外のボードゲームやカードゲーム
  • みんなで共通の話題を作れる動画の鑑賞

お子さんの興味があるゲームを通じて、コミュニケーションにつなげることができたら、ベストです。

母親

共通の話題や、共感できる時間ということですか?

とまと

そうですね、親御さんにとってもお子さんと向き合う大切な時間になりますよ。

ゲームや動画に没頭しているときも、折を見て声をかけるなどして、なるべく気にかけていてください。

『なんの配信?』
『そのゲームはどんな風にやるの?』
『さっき見てた動画、最後はどうなったの?』

などと会話のきっかけをつかみましょう。

タブレット教材の学習のご褒美としてあるゲームなどは、時間の制限も付けやすいので、利用してみるとよいでしょう。

不登校の小学生の家庭での勉強

不登校のお子さんが家で過ごす中で、やはり気になるのは勉強のこと。

どんなふうに?どんなことをやったらいいのか?

そもそも、机に向かってくれるのか?

この章では、家で過ごす際の勉強について紹介していきます。

不登校中の勉強はどうすればいいの?

まず、一番してはいけないこと。

それは、『勉強しなさい』ということです。

母親

でも勉強の遅れは心配だし、家にいて時間を持て余すなら、勉強くらいはできるんじゃないですか?

とまと

確かに、時間はあるし勉強の遅れは気になりますが、不登校の小学生のが家で過ごす時間の中で、学校の勉強は焦らないほうが良いです。

一日のスケジュールの中に無理に学校の勉強を入れようとすると、かえって引きこもる原因となってしまいます。

まずは、学校の勉強以外での学びを取り入れましょう。

例えば、本を読んだり、DVDを見ることでもよいでしょう。

とまと

Eテレを見るの、勉強への一歩としておすすめです。


タブレット学習やドリルを利用しよう

お子さんの心が落ち着いてきて、少しでも机に向かう気持ちが出てくる手助けになるのは、やはりタブレット学習やペーパードリルです。

今は、ネットで無料でダウンロードできる学習ツールもあるので利用しましょう。

とまと

大切なのは、無理をさせないで、短時間でもお子さんの自由に進めることです。

あとは、やはり一緒にやったり、答え合わせをしたりする時間を作っていただくことも大切です。

母親

昼間はなかなか時間をとれないかな?

とまと

そんな時は、交換日記や伝言板のような形で、今日やった勉強についてのやり取りをするのもおすすめです。

いきなり、学校に行くハードルが高いなら、県や自治体などのフリースクールや、不登校支援の制度を利用しましょう。

不登校の小学生の家での過ごし方 大切な事と気を付けるべき点を解説 まとめ

不登校だと、ずっと家にこもって、心配事や悩み事ばかりを抱えてふさぎ込んで、しまうイメージがあります。

でも、家では笑顔で過ごせるように、お子さんの居場所を作ってあげることが大切です。

一日のスケジュールを分単位で決めて、ゲーム、Youtube,スマホの時間を制限するのは逆効果です。

『家が安心できるなら、できることをして、ゆっくり過ごせばいいんじゃない』くらいの気持ちで、構えていきましょう。

この記事のまとめ

  • 不登校の小学生が家で過ごす時間は、心を癒すことが最優先
  • 勉強や登校を押し付けないで、お子さんのペースを大切にする
  • 最低限のルールと家族とのかかわりは大切にしよう
  • ゲームや動画も上手に使って、復帰を目指そう
  • とにかく気長に、無理はしない

不登校だから、家にこもっていなければいけないわけじゃないし、自由に過ごしたらいけないわけではありません。

大事なのは、お子さんの心を癒すことと、学校へ行くことへの足掛かりを作ることです。

小学生のお子さんが不登校になったら、家で過ごす時間を『お子さんと一緒に過ごす大切な時間』にしてください。

これができれば、1日のスケジュールはこうでないといけない、ゲームは1時間までと決める必要はありません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

褒める、見守る、自信をつけるなどの小手先のノウハウから抜け出し、

親子ともに本音を言い合えるようになる

お子さんの不登校が改善する

という流れが一撃で理解できるようになります。

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