こんにちは、とまとです。
子供が不登校になってしまったけど、スマホは没収するべき?
学校にも行かないでスマホを触っているのを見ているとついイライラしてしまう…。
制限をかけたりスマホ没収や携帯解約したほうがいいのかしら?
といった、不安な気持ちをお持ちではないでしょうか?
お子さんが不登校になってしまい、スマホばかり触っているのを見るとどうしても口を出したくなるものです。
本来は学校で使えない時間に暇だからってスマホをいじっているのを見るとつい怒ってしまうのよね
スマホばっかりで勉強もおくれてしまうのではないかと心配。
と感じてしまう気持ちもよく分かります。
親としても、子供が学校に行かずに暇だからとスマホを触っていると心配になってしまうのは当然です。
子供に渡したスマホを不登校になったからという理由で取り上げてしまってもいいものか、とても迷うところだと思います。
今回の記事では、不登校になった子供からスマホ没収したほうがいいのか、
没収したり携帯を解約した場合のデメリットやスマホを管理するコツなどについて解説をしていきます。
この記事を見れば、不登校の子供とスマホの適度な距離感の取り方について知ることができますよ。
子供が不登校になったとき、スマホは没収したほうがいいのか?
不登校になったときに、親として心配になるのはスマホのことですよね。
学校に行っていない間も使えてしまうのですから、心配になるのは当然です。
学校に行ってないんだから、スマホを触らせないで勉強させないと
勉強は大事だけど、なぜ不登校になってしまったのかの理由を聞くことはもっと大事ですよ。
「スマホを没収する」という行動を起こす前に、まずは子供と不登校になってしまった原因について話す必要があります。
そもそも、子供が不登校になった原因は何でしょうか?
まずは不登校の原因を振り返る
不登校になるには、理由があるはずです。不登校になる理由として多いのは、
- 学校生活でのトラブル
- 無気力
- 非行や遊び
- 学業不振
などが挙げられます。
そうは言っても、はっきりした原因なんてわからなかったよ
こうおっしゃる親御さんも多いですが、実は原因ってすぐに出てこないのですよね。
理由は一つだけではないかもしれません。様々な要因が重なっていることも考えられます。
ですから、親子間で本音を言い合えるような場を作り、しっかりと話し合ってみましょう。
子供は本当のことを話してくれるかしら?
子供が親に話をするときには、親も子供の話を受け入れる準備をすることが必要です。
子供と話をするときに親が一番注意しなければならないことは、子供の話を否定することです。
話し方の悪い例
親の立場からすると色々言いたくなってしまいますよね。
結構やってしまいがちなんです。
このような話し方をしてしまうと、せっかく心の内を話そうとしたのに、子供は話せなくなってしまいます。
話し方の良い例
このような声かけをすることで、安心して話を続けることができます。子供の話に耳を傾け、子供の言葉で話してくれたことは、一旦受け入れましょう。
保護者と本人が納得できるルールを話し合ってみる
子供が不登校の理由を話した後にしてもらいたいことは、ルール作りです。
スマホは、大人ですらのめりこんでしまう程魅力的なツールです。効果的にルールを作っていく必要があります。
どんなことに気を付けたらいいの?
一番注意しなければならないのは、「子供も納得できる」ルールを作ることです。
親が購入したスマホだからといって、子供の意思を無視してルールを作ってしまうと、あっけなく破られてしまいます。
これではルールを作った意味がなくなってしまいますね。
自分が子供だったころの校則を思い出してみるとよくわかると思います。
- 髪型はツーブロックはダメ
- スカートの丈が短いのはダメ
- 漫画を学校に持ってきてはダメ
このような一方的な校則に納得できずに反発して、結局は破ってしまったのではないでしょうか。
そうならないためにも、保護者も子供本人双方が納得できるルールを作れるか話し合う必要があります。
- 〇時以降は使わない
- 自分の部屋に持ち込まず、親の前で使う
- 課金をしない
- SNSで知らない人とつながらない
- 1日に使う時間を決める
このようなルールであれば、最低限のマナーを守ったものであるため、子供も納得しやすいのではないかと思います。
また、普段子供がどのようなことにスマホを使っているのか聞くことも必要です。
動画が見たい、ネット上の友達とつながっている、SNSが面白くて見ている…等子供なりのスマホ使い方があるはずですのでどのような使い方を知ることも大切です。
まずは、親子でしっかりと話し合ってルールを決めましょう。
親からの一方的な押し付けではなく、子供も納得できるルールを作る。
スマホを没収、解約するデメリット
ネットで検索すると、没収することもいいって書いている記事もあるから没収してもいいんじゃないかしら?
そうとも限らないんです。没収することで、かえって不登校が悪化してしまう可能性もあるんですよ。
スマホの触りすぎで昼夜逆転の生活になっている場合は、不登校から脱した時のためにも正常な生活に戻すことも必要です。
しかし、没収することは悪影響を及ぼすことがほとんどですので、私は没収することは避けたほうがいいと思っています。
没収するときに親がよくしてしまう行動で引き起こしてしまうデメリットについて見ていきましょう。
スマホを問答無用で没収する
何の前触れもなく没収してしまうことは絶対にやってはいけません。
これまで、連絡を取っていた友達といきなり音信不通になってしまったら、どうでしょうか?
友達に連絡する間もなく、連絡が取れなくなることでかえって孤立させてしまい、不登校を悪化させる原因にもなります。
学校生活でトラブルを抱えていて不登校になってしまった場合、ネットの世界に憩いの場があるかもしれません。
そのような場合に、スマホを没収してしまうことで逆に子供を追い詰めてしまうことにもなりかねません。
不登校になった子供の携帯を勝手に解約してしまう
問答無用で没収する場合と同様で、勝手に携帯を解約してしまうこともやってはいけません。
【スマホは親が買ったものだし、お金も親が払っている】というのは理由にはなりません。
心の準備もなくいきなりスマホがなくなってしまうと、友達と約束をしていた場合、約束を破ることになってしまいます。
子供には子供のネットワークがあります。
いきなりネットワークが閉ざされてしまった場合、親への反発も強くなり、不登校を悪化させる原因にもなりかねません。
ルールを決めていたのであればなおさら話し合いから入ることが重要です。
条件交渉の材料にする
スマホ没収を条件交渉の場面で使用していませんか?
学校に行かないから携帯を解約するよ!
勉強しないとスマホの時間なくすよ!
このような条件交渉は、子供に悪影響を及ぼしてしまうんです。
親子の間でスマホのルールを決めているのに、条件交渉の手段としてスマホ没収を出してしまうと、親への信用をなくし、子供が心を閉ざしてしまう可能性があります。
学校に行けないという罪悪感、勉強が遅れている不安というのは、子供自身も【どうにかしたい】と思っていることでもあります。
このような言葉を子供にかけてしまうと、子供は不安を煽られているように感じてしまいます。
本人が一番不安に思っているのに、親が不安を煽るような環境を作ってしまうことで子供は親への信頼をなくしてしまいます。
結果として、親への反抗心がさらに強くなり、不登校が悪化する要因になってしまいます。
没収することでスマホへの依存を強くさせてしまうのが現実です。
これから社会に出ていくのであれば、ルール、約束を守るというのは社会生活をしていくうえでもとても重要なことと言えます。
ルールを逸脱して条件交渉にスマホ没収を出してくるのは、親が約束を破っていることになっているのです。
不登校の子供のスマホを管理するコツ
本来学校に行っている時間はスマホが使えませんが、不登校になったことで使える時間は膨大に増えます。
ルールを作ってもちゃんと守るかしら?
親が強制的にスマホを管理したほうがいいって言っているサイトもあるのでどうしたらいいかわかりません。
確かに、強制的にスマホを管理したほうがいいとしているサイトもありますが、私は強制することには反対です。
子供が正しいスマホとの付き合い方を身に付けるためには少しだけ管理することも1つの方法ですよ。
スマホとの距離感がつかめなくなってしまう前に、スマホ自体の機能をある程度制限していくことも親としては必要なことでもあります。
例えば、未成年が不適切なサイトにアクセスできないようにするフィルターをかけたり、親の許可がなければ課金ができないようにするということは最低限行うべきでしょう。
ここで注意してもらいたいのは、あくまでも管理は強制に渡るようなことがあってはならない、ということです。
無理な条件を課さない
管理するといっても、親が一方的にルールを決めるのはNGです。
子供が納得できない制限をかけてしまっては、スマホとの付き合い方を学ぶ機会を失うことにもなります。
自分の力でスマホから離れる力を付ける機会でもあるのです。
繰り返しになりますが、親と子供双方が納得できる条件をすり合わせていくことがとても大切です。
使うアプリを厳選してみる
スマホの中にアプリがたくさん入っているような状態だと、どのアプリもまんべんなく使いたくなってしまいますよね?それは大人であっても同じです。
まずは、どうしても使いたいアプリやサービスを厳選させましょう。
例えば、
ゲームは1~2種類だけにする
LINEなどの連絡ツールは残す
動画サイトもどうしても見たいものだけにする
といったものです。ここで重要なのは、必要なアプリやサービス選ぶのは、『子供だ』ということです。
本当に必要なアプリやサービスを厳選して、子供に選択させましょう。
前向きになるために最低限の制限をかける
未成年を狙うサイトは残念ながらたくさんあります。無用なトラブルから子供を守るためにも、最低限の制限は必要でしょう。
・不適切なサイトへのアクセス制限
・ゲーム等での課金ができないようにする
・ネットショッピング等
アンドロイドであれば、アプリを入れることで管理できますし、iPhoneであれば子供のアカウントと連携することで親の端末から制限をかけることは可能です。
子供がネットから情報を得る機会を奪ってはいけませんが、自分で制御する力を持てるように育てていくことが必要です。
スマホは日常生活に入り込んできているツールなので、使い方をしっかり学ばせることが大切です。
子供の話を受け入れる部分と、制限する部分のバランスを知るためにも、次の記事もあわせて読んでみてください。
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不登校の子供に対して家庭内ではどのように見守っていくか、その方法についての記事です。
不登校は甘やかしすぎが原因?ゲーム三昧・わがまま…これ以上甘やかすのはOK?
不登校のお子さんのスマホ依存について
今や現代人にとってスマホはなくてはならないツールになっています。社会問題にもなりつつある、スマホ依存についても知っておきましょう。
スマホ依存ってどんな状態のことでしょうか?
スマホ依存はこんな傾向があります。
- 常にスマホをいじっていないと落ち着かない
- 登校拒否で昼夜逆転の生活になっている
- SNSを頻繁にチェックしてしまう
- 親との約束を平気で破る
- 片時もスマホを手放せず手元にスマホがないと不安で仕方ない
このような状態になりかけているときは、スマホから少し距離を置く環境を作る必要があります。
スマホは暇を埋めるツール
子供がスマホをいじるのは、『楽しいから』とか『暇だから』といった理由が多いです。
動画や写真を見たり、様々な人の意見が聞けるSNSを見たりするとあっという間に時間が過ぎていきます。
スマホはほしい情報を何でも手に入れることができるとても便利なものです。
子供だけに限らず、少しでも暇があればスマホをいじってしまう大人は多いのではないでしょうか。時間があるときに触ってしまうのは、大人でも子供でも変わらないですよね。
だからこそ、きちんと注意していないと簡単にスマホ依存になってしまうのです。
スマホ依存になってしまうと、昼夜逆転生活になり、不登校への悪影響を大きくしてしまう可能性が高いです。
是非、次の記事も参考にしてみてください。
昼夜逆転生活を改善するヒントが書かれている記事です。
不登校は昼夜逆転になる?放っておくだけではいけない理由と改善法を解説
スマホから離れる環境を作る
少しでもスマホ依存の兆候が見られたら、早めの対応が重要です。
子供に寄り添う、子供の意見を尊重することも大切ですが、依存の傾向が見られる場合はしっかりと子供からスマホを離す必要があります。
スマホの制限をするのではなく、スマホから離れた環境をつくっていきましょう。
子供の顔色を伺うのではなく、親が毅然とした態度で子供に接していくことが大切です。
一緒に打ち込めるものを探す
子供がスマホ以外に打ち込めるものを一緒に探すことも有効な手段です。
子供と出掛けたりしてもいいのかしら?
もちろん、お子さんが外に出られるのであればとても良いことですよ。
子供が出掛けることができるのであれば、スマホを家に置いた状態で一緒に出掛けたりすることもよいでしょう。
読書、スポーツ、漫画など何でも良いのです。本人が興味を持ったものに打ち込める環境を整えてあげましょう。
登校拒否になってしまったことで、子供は不安やストレスを感じているはずです。
スマホと程よい距離感で、スマホ以外にも打ち込めるものを一緒に探してあげれば、子供の不安も解消されていくでしょう。
保護者がしっかりと関わっていくことは、子供の不安解消につながっていきます。
不登校の子供からスマホを没収するのは?制限をかけたり、解約するべきか? まとめ
この記事では、不登校の子供からスマホを没収することについて触れてきました。
不登校の子供からスマホを没収することはありなのか、没収することのデメリットやスマホの管理方法などについて紹介してきました。
この記事のまとめ
- 不登校になってしまった理由を振り返ってみる
- 保護者、本人双方が納得できるスマホのルールを作る
- 勝手に携帯を解約したりスマホ没収することはデメリットが大きい
- 暇つぶしのツールからスマホ依存にならないためにはスマホとの距離感も必要
- 適度な制限をかけることは有効
不登校だからという理由で、無条件にスマホを没収することは必要ありません。
むしろ没収したり、携帯を解約してしまうことで、親子の信頼関係にヒビが入り、不登校を悪化させる要因にもなりかねません。
まずは不登校になってしまった原因を子供としっかり話し合い、スマホと適度に付き合えるように最低限の制限をかけたり、親子でルールを作っていくことが大切です。
一緒にお子さんの興味のあることに取り組むことで、親子の絆も深くなっていくのではないでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
褒める、見守る、自信をつけるなどの小手先のノウハウから抜け出し、
親子ともに本音を言い合えるようになる
↓
お子さんの不登校が改善する
という流れが一撃で理解できるようになります。
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