女子中学生の娘さんが不登校になる理由は?理由が分からないと悩む中学生の親へ

中学生の娘の不登校が長らく続いているけれど、親としてどうしたらいいんだろう…

女子中学生の子どもの不登校の理由がわからないから知りたいな。

こんにちは、とまとです。

お子さんの不登校にこのようなお悩みはありませんか?

  • 不登校の原因と調べてもいまいちピンとこない
  • 本当にその理由で女子中学生の子どもが不登校なのかがわからない
母親

中学生の不登校は学年ごとに理由があるだろうから、ただただそれに合わせて対応してるかも…

子どもへの接し方がわからず不安定では、不登校のお子さんに寄り添うことはできません。

女子中学生が不登校になる理由も多様化しています。

  • 学校・本人・家庭による理由
  • 学年ごとの要因

不登校の原因は一概に決まっていない中でも、どのような理由が多いのか知り、女子中学生の親が子どもにどのように接したらいいか、してはいけない対応は何か解説しています。

             

目次

女子中学生の娘さんが不登校になる理由

女子中学生の娘さんが不登校になる理由

はじめに前提としてのお話を挟むので、きっと親御さんがすでにご存じの部分も含まれると思いますが、

なぜ中学生の子どもが不登校になっているか、学校・家庭・本人ごとに考えられる理由を、順を追ってお話していきます。

前提 きっかけ・原因は一概に決めれない

見出しを見て、いやそれはわかるよと思った方もいるかもしれません。理由を話す前の前提を共有したいと思います。

不登校と聞いて、思い浮かぶのがどのようなものでしょうか?

母親

直接的ないじめや、SNSを通した仲間外れなど、学校内での人間関係にまつわるものが多いかも。

ニュースでもそのような典型的な不登校の要因が報道される機会が増えてきています。

とまと

ですが、それらがお子さんの不登校の原因に違いないという固定観念をもって見てしまうと、根本的な解決に結び付けられません。

学校生活で表面上特別何も問題がなく、さらに言えば優秀・いい子だと言われる女子中学生のお子さんが不登校になるケースもあります。

学校に行けない理由は本当に多種多様で、本人ですらなぜ学校に行けないのか言葉にすることができないこともあります

親御さんは、誰でも不登校に陥る可能性はあるということを腹落ちさせることが重要です。


親でも気づけない内容もあって当然

親目線で考えたら、なんでそんなことで子どもが不登校になるんだろうと理解できない面もあるかもしれませんし、結局何が原因か気づけない部分もあるかもしれません。

そんな時、子どもの異変に気付けない私がわるいんだ、とすぐ自分を責めないでください

むしろ中学生の複雑化した人間関係やその他の問題をわかったと思い込んでしまう方が危険です。

とまと

親だって気づけなくて当然なんです。なので、どんな理由で不登校になったかすぐにわからなかったとしても、安心してください。

母親

いや、それでも親なんだし家族として一番子どもと近い距離で接しているはずなのに…

このように落ち込む方はよく考えてみてください。子どもからしても親御さんが悩んでいる姿を見るのは辛いことなのです。

とまと

私たちが思っている以上に、子どもは親の機嫌を敏感に察知しています。

不登校であることに対して負い目を感じているお子さんも多いので、私がわるいと親が落ち込んでしまうと、子どもの気持ちの面にも影響してきます。

その面も考慮して、女子中学生の不登校の理由がわからないと必要以上に悩む必要はないです。他の親御さんも皆さん同じようになかなか気づけないです。



学校・家庭・本人で想定される理由

まず、学校に関する不登校の理由として挙げられる上位3つの理由について説明します。

学校関連の理由

  • 友人関係
  • 学業不振
  • 転入・進級・入学
  • ご家庭←ごくまれ

学校関連の理由の中で1つ目の友人関係は、中学になって人間関係が大きく変わること、クラス内や親しい友人との環境変化が影響しています。

例えば、公立の中学校だと小学校では別々だったメンバーが一緒の学校に入学してクラス編成されたりしますよね。

✓小学校の時のキャラとは違う境遇に置かれる

✓仲良しだったメンバーと離れ離れになってしまう

お子さん

クラスでの関係性もメンバー編成によって大きく変わるんだよね。

特に中学校の女子はクラス替えした初めの方は、誰とメンバーを組んで一緒に過ごすかでクラスでも立ち位置も変わってきます。

大げさではなく、そこでの関係作りが次の年次のメンバー作りや、部活に影響して、今後の学生生活を大きく左右します。

また、男子に比べて女子の方が不登校の理由に友人関係を挙げる傾向が高いです。


2つ目の学業不振については、以下のような状況がプレッシャーとなって、学校に行くことがしんどくなってしまいます。

  • 学年が上がるにつれて学習範囲が増える
  • 教科ごとの専門性が高くなり得意不得意が浮き彫りになる
  • 試験での成績評価・クラスでのランキング順で成績によって比較される状況が多くなる
とまと

学習量の増加と比較が顕著になることが関係しています。

同じ状況を仕事に置き換えて考えても辛いですよね。


3つ目の転入・進級・入学は、他の高校に転入をして大きく環境が変わること、進級でクラス編成が変わって、学校に行くことが厳しくなるパターンです。

1つ目・2つ目とも繋がっていて、人間関係や学業での変化が引き金となって、不登校になってしまいます。



次に注意して見て頂きたいのが、家庭問題をきっかけとする不登校についてです。

子どもにとって家庭環境は大きな影響がありますよね。

とまと

特に経済的に自立する前の小学校・中学校時代の家族関係は切り離して考えることが難しい部分です。

家庭のトラブル、急激な変化、家庭内不和によって学校に行くことが難しくなってしまうこともあります。

家庭関連の理由

  • 家庭の経済状況の悪化
  • 夫婦関係の亀裂
  • 親の兄弟間の対応の違い
  • 身近な人が亡くなること

具体的に上記のような内容が挙げられます。

注意していただきたいのは、これらの要素があったとしても不登校に必ずなるわけではないということです。

極端な亀裂、かなり大きい変化がある場合以外は、あまり心配しなくて構いません。

もちろん、子どもだけでなく親側としても辛い状況ですが、子ども側からすると、学校でいつもより少ししんどい出来事があっても家庭で相談できる環境でないというのはストレスになります。

お子さん

親も余裕なさそうだし話すのは辞めとこう…

とまと

些細なことでも段々と積み重なることによって重たくなってきますし、
最終的に学校でも家庭でも居場所がないように感じてしまいます。

親御さんの抱える問題が子どもの不登校という形で浮き彫りになってくるというケースもまれにあります。


とはいえ、いきなり家庭と不登校を結びつけないでください。

親御さんが原因で不登校になるというケースはほんとうに少ないんです。

もちろん過度な干渉、過度な夫婦関係の悪化なら結びつくこともありますが、多少の夫婦喧嘩程度なら心配はいりません。

毎日夫婦で怒鳴りあいの喧嘩をしていて、お子さんが止めるとかならあまりよくない状態ですが
少しの夫婦喧嘩、離婚などは結びつかないのです。

学校・友達などに理由がないのかチェックした後でも心当たりがある場合は周囲に相談してください。

知り合いに相談するのは難しい方もいますが、ご安心を。

とまと

SNSを通して匿名で相談できたり、無料相談を受けているサロンもあります。

そのような第三者に頼ってみて、自分でも気づけない問題点や解決策を模索してみるのも
選択肢としてありますので、検討してみてください。



最後、重要なお子さん本人に関する不登校の理由として考えられるのは、無気力・不安、生活リズムの乱れ・遊び・非行、いじめを除く友人関係の問題等です。

本人関連の理由

  • 無気力・不安
  • 生活リズムの乱れ・遊び・非行
  • いじめを除く友人関係の問題

学習性無力感として、過去に何らかの困難な状況に置かれて、それに対処することができなかった体験から、「無気力になること」で心理的に折り合いをつける状態になってしまったという場合もあり得ます。

これらは、恐らく最初からこの状況ではなく、幼稚園・小学校・中学校と、学校や家庭で生活する中で、自分の中で消化はできないけれど、我慢し続けた結果、不登校として現れたことが考えられます。

母親

いつから無気力・不安に感じるようになった?

お子さん

自分でもいつからかよくわかんない…

本人自身もきっかけが何かははっきりと自覚しておらず、原因を聞いてもわからないと返ってきます。

その場合、どうしたらお子さんが今後もっと生きやすくなるかという先に目を向けてサポートしてほしいです。



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不登校になる理由で特に家庭との結びつきについてはこちら。

不登校になりやすい家庭の特徴 不登校になる子、ならない子の違いとは?




中学生の不登校は理由が分からないが大半?

中学生の不登校は理由が分からないが大半?

前提として不登校の原因は様々で一概に決まっていないとはいえ、実際どうなの?という所が知りたいですよね。

不登校の子どもの気持ちを少しでも理解したいと思っていること自体、とてもお子さん想いなのは間違いありません。

不登校の原因

文部科学省の不登校の現状に対する認識の調査によると、不登校となった直接のきっかけは、多い順に以下の通りです。

  1. 学校生活に起因(36.2%)
  2. 本人の問題に起因(35.0%)
  3. 家庭生活に起因(19.1%)
母親

それぞれの内訳ってどうなってるの?

とまと

学校生活は友人関係・教師を巡る問題、学業不振・部活動の不適応、学校規則、転入・進級・入学に纏わるものが36.2%です。

本人の問題は病気による欠席・その他本人に関わる問題が35.0%。

母親

学校と本人による理由が同じくらいに多いのねえ

家庭生活は、家庭環境の急激な変化、親子問題、家庭内での不和が19.1%です。

とまと

結論としては、不登校の要因・背景の複合化や多様化の傾向にあります。

また、不登校問題に関連して新たに指摘されている内容としては、学習障害(LD)・注意欠陥、多動性障害(ADHD)等があります。

これらの児童は、周囲との人間関係が構築できない・学習のつまづきが克服できない状況が進み、不登校に至るとの指摘があります。

さらには、保護者による子どもの虐待・登校を困難にする事例もあり、不登校の背景にある要因は様々で、特定できないことも多いという内容になっています。



不登校になりやすいといわれるタイプ

秋田県総合教育センター特殊教育・相談研修部作成の「タイプや状態に応じた不登校児童生徒への対応」をもとにしたタイプ分けによると、不登校を7つのタイプに分けられるという見解があります。

とまと

文章で書くとあまりにも見づらかったため、表に纏めましたのでご覧ください。

父親

うん、表も文字量多めだな

タイプ特徴対処法
1.母子分離不安型 「分離不安型タイプ」母親から離れると強い不安が起こる。子どもの確認行為や、母親から離れることの不安を無視したり、注意や叱責したりしない。
2.情緒混乱型 「良い子息切れ型タイプ」真面目で完璧主義だが気分の落ち込みが激しい。これまでの本人の頑張りを認める。期待をかけないように態度を一変させると、見捨てられ不安が起こるため注意。
3.混合型 「甘え依存型タイプ」逃避、回避的傾向が強く、好きなこと楽しいことに懸命に取り組む。段階的に課題を与え、課題に直面するたびに対処の仕方を教えていく。本人の関心・興味の幅を広げる。
4.無気力型 「無気力型タイプ」何事にも無気力で、登校が長続きしない。気持ちに寄り添い、見守るだけでなく本人のキャリア設計をサポートする。
5.人間関係型 「学校生活に起因する型タイプ」いじめや転校など、人間関係上の明確な問題により登校できなくなる。「わがまま」や「甘え」として責めるのではなく、本人の心のわだかまりを解消していく。
6.ストレスによる神経症を伴う型 「神経症等を伴う型タイプ」主観的なこだわりが強く、頭痛、腹痛、吐き気等の身体症状や強迫性の神経症状がある。背景に家庭生活や対人関係での葛藤をうまく処理できないこと、自我の確立が不十分などによる心理的要因がある。精神疾患が疑われる場合、早期の医療機関の受診が必要。
7・発達障害・学習障害を伴う型 「発達・学力遅滞を伴う型タイプ」学習やコミュニケーションに対する抵抗感を持ち、感情処理ができずパニックを起こす学習の遅れが原因の場合は、個別指導の塾やフリースクール等で、補習学習を行う。
タイプや状態に応じた不登校児童生徒への対応
母親

なるほど、良い息子型は「認める」こと、甘え依存型は「課題を与える」ことが必要なのね。

母親

子どもの寄り添い方もタイプによって少しづつ変わるんだ~

タイプごとに合わせたフォローをそれぞれに合った方法で対応していくことが必要です。

続いて不登校の理由について、さらに他の面からも見ていきましょう。


学年ごとの不登校の理由

中学校3年間の学年ごとにわけて不登校の原因を解説している記事もありますよね。

確かに、学年ごとに起きやすい問題に当てはめて、不登校になったんだと考える方が単純ではあります。

とまと

ですが、この記事を読んでいる親御さんはきっと真剣にお子さんの理解をしようとしている方ですよね。

なので、この学年だから不登校はおそらくこの要因だと断定するのではなく、一つの要因になり得る出来事として見て頂けると幸いです。

ではまず、中学1年生の不登校の要因になる内容についてです。

中学1年生の不登校事由

  • 中学生になりルールが厳格になること
  • 部活動を通した人間関係の複雑化
  • 成績による評価が顕著になること

小学校から中学校での変化として、規則の縛りが強化されたり、人間関係が所属する場所によってより複雑になってきます。

特に女子中学生だと、グループでの行動が増えたり、例えばスカートの長さ・メイクなど、校則にどこまで従うかですらクラスでのポジションに関係して、疲れてきてしまうということもあります。

次に中学校で一番密度の濃い時期である、中学2年生の不登校の要因です。

中学2年生の不登校事由

  • 休む間のない過密スケジュール
  • 成果がでない無気力・不安感
  • 継続する変化への息切れ

中学校生活に慣れてくる反面、テストや部活で優劣をつけられたりと努力し続けないと追い越されてしまう環境に息切れを起こします。

学校や塾などトータルで成果を出していくことを求められますが、途中で限界を迎えてしまうのです。

中学3年生の不登校の要因については以下の通りです。

中学3年生の不登校事由

  • 受験勉強のストレス
  • 将来への漠然とした不安
  • 中学卒業後を想定した心配

周囲が懸命に勉強に取り組んでおり、受験勉強で結果を出している中、自分は判定もよくない結果だと、勉強に対する焦りと周りからのプレッシャーによって大きなストレスを感じます。

また、どのような進路に進むか考える中で漠然とした将来に対する不安を感じ、自身でも何が不安かということを過去の経験からのみでは特定できないという点もあります。




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不登校の理由をさらに詳しく知るページはこちら。

不登校の理由が分からない? よくある原因ランキングとお子さんの心理を解説





親が女子中学生にしてはいけないこと

親が女子中学生にしてはいけないこと

ここからが重要です。不登校の子の親が何をしてはいけないか知らないと、気づかないうちに子どもが心を閉ざしてしまう可能性もあります。

事前に対応を確認して、子どもとの相互の意思疎通をスムーズにしましょう。

無理やり登校させる 周りの友達や先生を使う

親が女子中学生の子どもにしてはいけないことは、無理やり学校に行かせることです。

文字で見るとこう思うかもしれません。

父親

無理やり行かせることなんてしないよ~

ですが、お子さんの進学等先のことを考えたうえで良かれと思って、学校を勧めてしまっていることはありませんか?

学校に行けないのに、なんで学校に行かないの?と聞く行為も無理やり行かせようとしている行動になります。

母親

× なんで学校に行かないの?

子どもの心情を無視して学校に行かせると、子どもが心を閉ざしてしまったり、信頼も失います。

他には、先生や友だちに呼びかけてもらって、焦ってアプローチするのもやめてあげてください。

あえて行かないのではなくて、いまは行けないんだということを理解するように心がけましょう。


不登校であることに罪悪感を持たせる

不登校に対して否定的な言葉をかけるのも避けましょう。

不登校の子どもたちは、不登校であることに対して悩んでいるケースが多く、後ろめたい気持ちからゲーム三昧になったり、昼夜逆転してしまうこともあります。

とまと

不登校ってこうだよね、不登校の行く末はこうらしいよとマイナスな固定観念で話されると、子どもは不登校に対して罪悪感を抱えてしまいます。

こんな会話は要注意

母:近所の〇〇さん家の不登校の子どもね、欠席しすぎて高校受験できなかったんだって。気を付けないと。

子ども:うん…(今はそんな話したくないな)

母:勉強の対策もした方がいいし、早く復帰したいね。

子ども:うーん…(それは母親だけの気持ち)

親御さん自身も不登校に対して敏感になっている子どもを気遣ってばかりだと疲れてしまうと思います。

ですので、否定的な気持ちは専門的な第三者に相談して、子どもと一緒にいる時はあえて口に出すことはしない方がよいです。

中学生のお子さんの話を聞かない

親子関係の中でよくあるのが、親としては子どもとコミュニケーションを取って十分に会話していると思っていても、実はそうではないというケースです。

とまと

お子さんとのお話の中で自身の話してる割合が高く、子どもは「うん」とか「そうだね」という気のない返事ばかりになっていませんか?

また今日あった出来事や自分の感情を全く出していない場合、もしかしたらお子さんは親が自分の話を聞いてくれないと思っている可能性があります。

母親

親からしたら何に困っているか話してほしいし、話してくれたら何でも聞くよという気持ちなんだけどな!

聞く気持ちがあるのに捉え方が違ってしまっては悲しいので、少しチェックしてみてほしいです。

  • 普段の会話の中で相手の話を聞いているようで自分の話にすり替えてしまっている
  • 学校に早く行ってほしいという思いが全面に出ている
  • 気づけば学校や勉強の話ばかりを振っている

心配だからこその声かけが裏目に出てしまっては苦しいですよね。ただ、言葉の節々で感じる違和感を子どもは敏感に察知します。

とまと

できるだけ対話では子どもの話をひたすら聞くように心がけてみてください。

子どもに限らず、自分の話を聞いてくれる相手に人は好感を持ちやすく、話を聞いてもらって嫌いになることはほとんどないと心理学の本でも語られています。

次お子さんと話す場面で、ぜひ日常の出来事から話を膨らませて子どもの思っていることを聞いてみましょう。





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不登校の子どもへの声かけについてはこちら。

不登校の子への声かけの重要性 どんな言葉をかけたらよいのかを解説





女子中学生の娘に対しての向き合い方 推奨すること

女子中学生の娘に対しての向き合い方 推奨すること

親がしてはいけないことばかり見て、疲れてきた方もいるでしょう。

じゃあどんな対応をしたらいいのか?この章ではそこをメインに解説するので、確認して今日から取り組んでみてください。

子どもの意思を尊重して好きなことを自由にさせる

中学生の娘さんが今は学校に行けないのなら、「学校に行きなさい」と何度も主張するのではなく、「学校に行けなくても大丈夫だよ」と受け入れてあげることが大切です。

母親

なるほど、学校に行けなくても大丈夫

また、学校に行くか、行かないかの選択肢だけでなく、自由にやりたいことをできる環境を用意してあげることでお子さんとの信頼関係を深めることにも繋がります。

× 学校に行って勉強するいい子だから受け入れる

 学校に行けないとしてもあなたには価値がある

学校がしんどいのに家庭の中でも追い詰められてしまっては、居場所がありません。

例えばこのような方法で、女子中学生のお子さんが自分らしく過ごせるようにしてみてはいかがでしょうか?

やってみることリスト

  • お子さん自身が興味のある内容の習い事をさせる
  • 一緒に買い物にいく
  • 家族で旅行する
  • ハンドメイドのモノづくりをする
  • 映画・動画をみる

お子さん自身が好きなことに取り組んでいる時間は、黙って引きこもっているより不登校に対して負い目を感じる瞬間も減らせます。


親子関係を見直す

この段落は、もし親子関係に少し思い当たる節があるなら確認してみてほしい部分になります。

とまと

親子関係の改善は不登校克服にあたって重要な部分となります。

母親

登校している時と違って、不登校だと家にいる時間が圧倒的に長いのよね。

その中でできる限りお子さんの気持ちを傾聴して、理解できるよう努めます。

ただ、過保護・過干渉になったり、何でもかんでも子どもの言いなりになるわけではなく、いけないことは毅然とした態度で伝えることが必要です。

親子であっても相手と自分との間に適切な境界線を引き、相手から振り回されたり傷つけられたりしない状況をつくることです。

また、これを機に親自身も感情を紙に書き出して吐き出すことをお勧めします。

とまと

親御さん自身も無意識で心の奥に押し込めている感情を抱えたまま、親子関係を改善するのは難しいです。

お子さんの想いを受け入れるためにも、ご自身の感情を一度全て受け入れましょう。



第三者に相談する

不登校について、第三者に相談しましょう。

家族内のみで抱えるのはあまりにも荷が重いですし、放置する期間が延びると問題が複雑化してしまいます。

例えば、このような相談機関がありますので、検討してみてください。

相談機関

  • スクールカウンセラー(メンタルヘルスの専門家としてアドバイスをくれる)
  • 地域支援センター(社会福祉士、精神保健福祉士、臨床心理士等の専門家による不登校やひきこもりの無料相談)
  • 教育相談センター(教育相談員・発達相談員(心理・福祉)等の専門家による教育や子育ての観点からの無料相談)
  • フリースクール(幅広く社会復帰に向けたサポートをしている)

それぞれの機関によって対応してくれる専門の方も異なるのでいくつかで話してみるのも良いです。

家族関係もお子さんの不登校も含め、相談してみることをお勧めします。



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不登校の中学生のお子さんを持つ親御さんはこちら。
不登校でも内申点はあげることができる?公立高校にいけないのか?を解説




中学生女子が不登校になる理由 まとめ

中学生女子が不登校になる理由 まとめ

不登校の女子中学生が学校に行けない理由について解説してきました。

親としても理由が分からないとどう対処すればいいかわからないし、ストレスになってしまいますよね。

お子さんとの関わりで親御さんが意識することを、以下のまとめで再度確認してみてください。

この記事のまとめ

  • 不登校の理由は、学校(友人関係/学業不振/転入・進級・入学)、家庭(経済状況の悪化/夫婦関係の亀裂)、本人(無気力・不安/生活リズムの乱れ・遊び・非行)があるが、要因・背景は複合化・多様化の傾向にある。
  • 親が無理やり登校させること、否定的な声掛けはしない。
  • 不登校の女子中学生の子どもの意思を尊重して、親子関係を見直し、第三者への相談をする。

お子さんとの対話を大切にして、親子であっても理解しようとする姿勢を持ち続けていきましょう。


褒める、見守る、自信をつけるなどの小手先のノウハウから抜け出し、

親子ともに本音を言い合えるようになる

お子さんの不登校が改善する

という流れが一撃で理解できるようになります。

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